エコカー減税は、電気自動車などの「次世代自動車」と、「国土交通省が定める排出ガスと燃費の
基準をクリアした自動車」が対象。軽自動車も対象だ。

　購入時にかかる「自動車取得税」、購入時と車検時にかかる「自動車重量税」について、
燃費のいい車ほど減税率が高く、非課税（免税）の場合もある。２００９年から実施されている。

　従来は「２０１５年度基準」で判定したが、今年度の税制改正で、より厳しい「２０２０年度基準」が導入された。
自動車取得税は今年４月から、自動車重量税は今年５月から、減税率が変更になる。

　日本自動車工業会（東京）の試算によると、自家用の乗用車（車両本体価格１８０万円、車両重量１・５トン未満）を購入する場合、
２０２０年度燃費基準を２０％上回る車だと、自動車取得税（４万８６００円）が非課税。自動車重量税（３万６９００円）も、かからない。
２０２０年度燃費基準を１０％上回る車だと、自動車取得税と自動車重量税をあわせて、計７万２００円の減税となる。
これから車を買う人は、両方の減税率に注意して購入したい。

　同会の副統括部長、高橋信行さんは「同じ車種でも、重量や駆動方式の違いによって
減税率が変わることがあるので、注意してください。購入時、販売店に確認することが大切です」と説明する。

　税理士の田中卓也さんは「購入する車種を選ぶ際、減税率は決め手の一つになる」と話す。
エコカー減税の試算ができる自動車メーカーのホームページを活用するのもいいだろう。

全文
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/special/feature/CO005411/20150423-OYT8T50022.html

購入3年目までのエコカー　→　環境に良いので大幅減税（ほぼ無税）
4年目以降のエコカー　　　→　環境に良くないので減税額大幅縮小
8年目以降のエコカー　　　→　環境に良くないので減税なし
12年目以降のエコカー　　→　環境に良くないので税金割増（14年、19年目に割増率アップ）　　※EV、ハイブリッド車、クリーンディーゼル車、燃料電池車は割増の対象外