* ホンダ決算、歯止めかからぬ営業利益率の下落「環境変化が3つあった」（ Response )

>http://response.jp/article/2015/04/29/250086.html

* ホンダリコール問題「ブランドが若干毀損されている」…岩村副社長（ Response )

>http://response.jp/article/2015/04/29/250090.html

>>4月28日にホンダは決算会見を開いた。とりわけ深刻なのは、四輪部門の 利益率 が 2014年 第4四半期 では、
わずか 0.8% という 驚愕の数字 にまで悪化していることだ。これは、例えば 130万円 の N-BOX を一台売っ
ても、入ってくる実入りは 10.4万円、300万円 の ジェイド を売っても 24万円 にしかならないということだ。

今日び、人一人雇うのに掛かる人件費は、統計局の発表によれば平均 36万円 だ。保険料・補助負担を含めれば
>>50万円前後は掛かってしまう。車を一台作るのには膨大な人々が携わっている訳で、自動車産業は、そうした人
件費や原材料コスト、製造原価を償却した上で、ようやく利益が上がってくる、今も昔も変わらない 重厚長大型
産業なのである。クルマを 5台 売って、ようやく人件費一人分、というホンダの現在の経営効率の悪さは、現経
営陣 が 経営責任 を問われて 総辞任 させられるには充分なトピックとインパクトを持っている。

まだホンダには問題がある。国内の大量の不良在庫の問題だ。今回の決算発表にはこの不良在庫は資産として計
上されている。ホンダ社内では 8月一杯をメドに処理を進める方針らしい。もちろん、処理するには叩き売りする
しかないだろう。社長の首と引き換えに株主総会をなんとか穏便に乗り切って、その後、不良在庫を経理上の損失
に計上することで、ホンダ本体の経営に与えるインパクトを分散したいという思惑があるだろう。

つまりホンダは問題の根本解決を先延ばししている。ホンダは国際会計基準に移行することもすでに発表している。
それは、ディスクロージャーの適正化・透明化という視点ばかりではなく、おそらく損益計上の時期を遅らせる意
図も多分に含まれているのではないか。

それは経営側としては正しい判断だ。これからホンダを襲うであろう経営上のインパクトのリスクを考えれば。

　マ　ジ　か　よ　！　ホ　ン　ダ　っ　て　最　低　だ　な　！

　他　社　の　車　を　買　う　よ　！

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